アパタイトの特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

アパタイト
アパタイト 多色性
原産地 ブラジル、マダガスカル、メキシコ、モザンビーク、スリランカ
青、緑、ネオン、スミレ色、黄、黄緑
属性 アパタイト
硬度 5.00
屈折率 1.62 - 1.65
比重 3.16 - 3.23

アパタイトは、英語の「アペタイト(食欲)」という単語を思い起こさせますが、実際にはなかなか油断のならない宝石です。
アパタイトという名前はギリシャ語で「騙す」という意味の「アパタオ」が語源で、この宝石がしばしばトルマリンやペリドット、ベリル等と混同されたことからきています。
しかし面白いことに全ての脊椎動物の骨や歯に含まれるリン酸塩はアパタイトの一種なので、結局食欲を連想してしまうのも不思議ではないのかもしれません。

> アパタイトを使用したジュエリーを見る

伝説

アパタイトは洞察力や学習能力、創造性を高め、自信をつけさせてくれると言われます。また瞑想を深めるとも言われます。
ほかのクリスタルの効果を引き出すときに、アパタイトを一緒に使うと、望みどおりの結果が得られるというのです。
クリスタル療法では、筋肉の協調と力を向上させ空腹をなだめ高血圧をやわらげると信じられています。

アパタイトについて

アパタイトは、中に含まれるフッ素や塩素、水酸のどれが多いかにより、「フッ素燐灰石」、「塩素燐灰石」、「水酸燐灰石」の3つのグループに分けられます。
これらのイオンは結晶の空間格子の中で自由に入れ替わることが出来るので、たいていの標本の中には3種類すべてが含まれています。しかし中には100%ひとつのグループのみが含まれる標本もあります。

宝石と呼ばれるほどの品質を持つアパタイトはあまり無く特に1カラット以上のものはまれです。
アパタイトの色は希土類元素によるもので、緑色や黄色、青、すみれ色などの種類があります。もともとスペインで発見された黄緑色のものはアスパラガスのような色から「アスパラガス・ストーン」と呼ばれています。またアパタイト・キャッツアイもあります。

アパタイトがマダガスカルで発掘されたのは1995年になってからですが、フランス人は1930年に羊飼いがいくつかの宝石を発見して以来、フォール・ドーファン地域で採掘を試みていました。フォール・ドーファンはマダガスカルの南東のいわば「地の果て」にある城砦で1642年に造られ、1674年にアンタノシ族による18ヶ月間の包囲の果て放棄されました。のちに有名な海賊共和国リベルタリアが建国された場所とも言われます。
高い彩度を誇るマダガスカル産のアパタイトには、「エメラルド」ネオングリーンから、「パライバ」ネオンブルーまで幅広い色調があります。