アイオライトの特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

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アイオライト ウォーター・サファイアとも呼ばれる
原産地 インド、マダガスカル、スリランカ
すみれ色のような青、明るい青、黄色っぽいグレー
属性 コーディエライト
硬度 7.00 - 7.50
屈折率 1.54 - 1.58
比重 2.58 - 2.66

アイオライトの名前は、ギリシャ語ですみれ色を意味する「イオス」からきています。アイオライトは透明で、すみれ色のような青から明るい青、黄色っぽいグレーまであるジェムストーンです。多色性(見る角度によって違う色になる)のジェムストーンで、ひとつのアイオライトがたくさんの色を見せます。

伝説

古いスカンジナビアのサガ(散文物語)によると、古代スカンジナビアの船乗りたちは薄いアイオライト(魔法の「太陽の石」)を、世界で最初の偏光フィルターとして使ったそうです。アイオライトのレンズを通すと、雲の多い日にも太陽の位置が分か り、船を安全に航行させることができたのです。そこでアイオライトは「バイキングのコンパス」あるいは「バイキングの石」としても知られます。ある10歳の少年が「バイキングのコンパス」の話に興味を持ちました。その少年はスカンジナビア航空の一等航空士ヨルイェン・ヤンセンの息子でした。古代スカンジナビアの伝説に登場する「太陽の石」は、磁気コンパスがあてにならない緯度の高い場所で父親が使っている太陽コンパスに似ているように思えました。父親の太陽コンパスには偏光フィルターがついていて、大気が太陽の光を偏光するため、雲が厚くても航空士には太陽の場所が分かるようになっていました。

息子の言葉に興味を持ったヤンセンは、それをデンマークの考古学者トーキルド・ラムスコウに伝えたところ、ラムスコウはその科学的な重要性にすぐに気づきました。ラムスコウはスカンジナビア産の鉱物を集め、分子が偏光フィルターのクリスタルと似た配置になっているものを探し、アイオライト(鉱物コーディエライトの一種であるジェムストーン)を調べました。ヤンセンとともにグリーンランドに飛んだラムスコウは、ヤンセンが太陽コンパスを使っているあいだ、アイオライトで太陽の位置を追いました。信じられないことに、観察は正確で、誤差は太陽の本当の位置からわずか2.5度でした。 明確な見通しのジェムストーンとして知られるアイオライトは、お守りとして身につければ迷える船乗りを輝く太陽へ導き、無事に帰途につけるよう助けてくれると信じられています。

アイオライトについて 

アイオライトは人気のある興味深いジェムストーンです。美しいすみれ色のような青い色は、他のどんなジェムストーンにも無い色ですが、ライトブルーのサファイアと比べられることがあり、そのため、「ウォーター・サファイア」と呼ばれることもあります。 アイオライトの独特の色を生かすには、ネックレスやイヤリングが最適ではないでしょうか。また、耐久性もあるため、日常につけられるリングも魅力的です。 アイオライトの多色性(見る角度によって違う色に見えること)はとても顕著で、同じジェムストーンが3色に見えます。ひとつのアイオライトが、すみれ色のような青、黄色っぽいグレー、そして明るい青に見えるのです。正確なファセットにカットされれば、アイオライトはトップとテーブルから最も美しいすみれ色のような青を、そして違う角度から見たときには他の色を放ちます。