ジェイド(ネフライト)の特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

ジェイド
ジェイド(ネフライト) 最も強い宝石の一つ
原産地 中国
青、茶、クリーム、緑、グレー、ラベンダー、赤、白、黄
属性 ジェイド
硬度 6.00 - 6.50
屈折率 1.60 - 1.63
比重 2.90 - 3.03

ジェイドはヒスイとも呼ばれており、ジェイドはヒスイ全般を指します。またジェイドの中でも「ジェイダイト」と「ネフライト」とに分かれます。
ネフライトは、何世紀ものあいだ別のジェイドの仲間であるジェイダイトと同じものであるとみなされてきました。1863年になってようやくフランスで、同じ外観と性質を持つ別の鉱物であることが明らかにされました。

ジェイドという名前が使われるようになったのは、スペインが中南米を征服した頃からで、スペイン語で「わき腹の石」を意味する「ピエドラ・デ・イハーダ」からきています。腎臓の結石などの疾患を治してくれると考えられていたからです。 ジェイドは古代中国では「天の石」として知られていましたが、中国語でジェイドを意味する「玉(ゆう)」はあまり使われていません。ジェイドは紀元前5千年から中国北西部の昆侖山で発掘されてお り、現在でも中国はジェイドの重要な産地です。

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伝説

ロシアでは、紀元前3千年から発掘され細工されてきました。ロシアの皇帝アレクサンドル3世の棺は、ジェイドから作ったものでした。およそ3千年のあいだ、カナダのブリティッシュ・コロンビアに住む先住民は、ジェイドを「グリーンストーン」と呼 び、大切にしてきました。また、ニュージーランドのマオリ族も、何世紀にもわたってネフライトで美しい彫り物を作ってきました。

ネフライトについて

ネフライトは二酸化ケイ素と酸化マグネシウムからできていて、その色は、鉱物に含まれる鉄分の量で決まります。鉄分の含有量が少ないと、白、クリーム、黄、グレー、緑、青、赤、茶、ラベンダーなどの明るい色になります。鉄分の含有量が多いと、濃いグレーや濃い緑など、濃い色のネフライトになります。 ネフライトは天然のジェムストーンの中で最も抗張力(硬さでなく強さ)があり、その力は鋼鉄よりも強い場合があります。そのため、のみなどで彫ることはできません。鋭い研磨用具などで削るしかありません。 興味深いことに、採掘されるネフライトのうちジェムストーンとなるだけの品質があるのは0.05パーセント未満です。ネフライトはジェイダイトと比べて色素や汚れがつきにくいので、染色処理はされません。古くなったものは磨くことで光沢が戻ります。