• 楽天会員IDで会員登録&決済が可能!
▼こだわり検索
検索

オパールの特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

Mexican Matrix Opal
メキシコ産 マトリックスオパール
オパール 10月の誕生石
原産地 オーストラリア、ブラジル、エチオピア、メキシコ、ペルー、南アフリカ、タンザニア、ジンバブエ
多様
属性 オパール
硬度 5.50 - 6.50
屈折率 1.37 - 1.52
比重 1.98 - 2.50

世界で最も愛されているジェムストーンのひとつ、オパールの名前は、「色の変化を見る」という意味のギリシャ語「オパリオス」に由来するラテン語の「オパルス」からきています。このギリシャ語の「オパリオス」は、古代インドのサンスクリットで「貴重な石」あるいはオパールをあらわす「ウパラ」が変化したものです。これらの言語を一緒にすると、オパールは「オパリオス・ウパラ(色の変化が見られる貴重な石)」となります。

オパール本体の色も幅広い色をカバーしていますが、光を反射させたり屈折させたりすることで何種類もの色を発するため、その独特の色のゆらめきで人々を魅了しています。

> オパールを使用したジュエリーを見る

伝説

歴史的に、オパールは幸運のお守りとされ、身につける者に美しさと成功、幸せを運ぶと言われました。古代ギリシャ人は、オパールは洞察力と予言の力が形になったものだと信じていました。

ローマの人々もまたオパールを愛し、希望と純粋さの象徴と考えました。中に虹を閉じ込めたジェムストーンにふさわしい特性と言えるでしょう。

アラブの人たちは、オパールを天から落ちてきた稲光と考えました。アラブの伝統では、オパールを身につけていると稲光から守ってくれ、日頃の好ましくないことを防ぎ、望めば姿を消すマントになってくれると信じられていました。オパールはシェークスピアの作品にも登場し、『十二夜』では「宝石の女王」と書かれています。

歴史書を読むと、オパールはインドと中東からヨーロッパへ運ばれたように思えますが、実際にはハンガリーの鉱山から来た可能性が高いようで す。 1890年代、初めてオーストラリアでオパールが発見され、新聞をにぎわしました。ハンガリーの人々は、そんなにきらめく色のオパールは見たことがない、オーストラリア産のオパールは本物ではないと主張しました。オーストラリアの原住民アボリジニの伝説には「造物主が虹に乗って大地に降り立ち、すべての人間に平和の知らせを持ってきた」とあります。造物主が地面を歩くと、その場所の石に命が宿り、虹の色に輝きだしまし た。それがオーストラリアのオパールの始まりです。今日、オパールはオーストラリアの国家的財産で、世界で最も尊ばれているジェムストーンのひとつで す。 19世紀に作家サー・ウォルター・スコットが、オパールは10月生まれ以外の人には悪運をもたらすという迷信を言い出して、オパール市場が崩壊しかかった時にビクトリア女王が介入しました。ウォルター・スコットの小説に、ヒロインが怒ると持っていたオパールが炎のように赤くなり、彼女が死ぬと灰色になってしまった、と書かれていたのです。ビクトリア女王はオパールのジュエリーを王室の結婚の贈り物に使って、やっと呪いを追い払ったのでした。

スカンジナビアの女性は今でもオパールのヘアバンドをつけて、白髪を予防します。このジェムストーンには癒しの力があり、魂を若返らせ、心を活性化させてくれると信じられているからです。

オパールについて

ミンタビー産 ジェリーオパール
メキシコ産 ジェリーオパール
メキシコ産 ジェリーオパール

オパールは、見る角度によって変化のある「プレイ・オブ・カラー(遊色効果)」という虹色の輝きを持っています。この効果は、シャボンの泡が見せる虹の色と似ていますが、ずっとドラマティックです。これは、光の分散で起こるオパールの白っぽい青やパールのような光沢の「オパレッセンス(乳光)」とは違うものです。

オパールの構造はユニークです。凝集した二酸化ケイ素の小さな球が、水と混ざることでピラミッド型の格子を作ります。この格子に小さな傷が自然にできると、独特のプレイ・オブ・カラーが見えます。 オパールは、オパールが形成され透明度が左右される「ポッチ」(オパールの母岩)に応じて分類されます。例えば、ブラックオパールは黒いポッチに、セミブラックオパールはグレーより濃いけれども黒まではいかないポッチにできます。白いオパールは白いポッチに、クイーンズランド産ボルダーオパールは鉄鉱石(ボルダー)のポッチにでき、ジェリーオパール(クリスタルオパールとも呼ばれます)はポッチを全く持たないオパールです。ジェリーオパールと比べてプレイオブカラーが極めて少ないファイヤーオパールは、ジェリーオパールのうち特に燃えるような黄色、タンジェリン、赤を見せるオパールです。マトリックスオパールはポッチが表に見えているオパールすべてを指します。

オパールは実際にたくさんの異なる色を放ち、ルビーに匹敵するようなチェリー色のもの、スペサルティンガーネットのように輝く炎のようなオレンジのもの、カルセドニーのような鮮やかなトロピカルブルーのもの、そして目の覚めるようなピンクや緑のものもあります。

今日、世界中のオパールのおよそ95%が、ライトニングリッジやクーバーペディ、アンダムーカ、ミンタビーといった、オーストラリアの一部の有名な鉱山で採掘されています。

ブラックオパール

ライトニングリッジ産 ブラックオパール

ブラックオパールは、そもそもオーストラリアのニューサウスウェールズ州ライトニングリッジで発見されました。「オパールの王」と呼ばれるライトニングリッジ産ブラックオパールは、1902年の発見以来ずっと愛されています。シドニーの925キロ北にあるライトニングリッジ(人口約1万5千人ののどかな町)は、品質のよいブラックオパールの世界最大の産地です。

この素晴らしいジェムストーンは、オパールの中で最も愛されているものです。その暗い基調の色が、虹のうしろの雨雲のように、色を引き立たせるのです(黒い色のおかげでオパールのプレイ・オブ・カラーが目立ち、鮮やかさを増すからです)。ブラックオパールは評判が高いため、ウエハースくらいの薄いものを2重、3重にして強度と深みをつけ、金のリングなどのジュエリーにはめこむこともあります。

ライトニングリッジなど、オーストラリアの産地にあるブラックオパールの鉱床の多くは、「大鑽井盆地」と呼ばれる地理的特色のある場所に位置しています。この盆地は、1億4000万年以上前に存在した大きな内海の堆積物からできています。およそ1億2000万年後、川に運ばれてきた砂岩がこの堆積岩の上にたまりました。やがてこの新しい岩は風にさらされ、中の二酸化ケイ素がゲル状になって古い岩の穴に流れこみました。この二酸化ケイ素のゲルが核を包むようにして固まり、オパール独特の規則的な球とすき間を作ります。この透明な空間を通る光の回折が、オパールの美しいプレイ・オブ・カラーを生み出すのです。

堆積岩の中の狭い鉱脈から直接掘り出すオパールの採掘は、地下6メートルから18メートルを、つるはしやシャベルで削る大変な作業です。掘り出されたオパールはバケツに入れられ、簡単な巻き上げ機で地上に引き上げられます。オパールの原石(「ノビー」と呼びます)は、まず手で選別さ れ、ふるいにかけられ、残ったオパール原石 は、転用した小さなコンクリートミキサーに運ばれ、余分な泥を洗い落とされます。

残念ながら、オーストラリア産のオパール、特にライトニングリッジで採掘されるものは、年々少なくなっています。かつて高品質なドーム型のカボションカットのものを生産していたライトニングリッジの鉱床は、事実上枯渇してしまい、周辺の地域だけで操業しています。政府は期待の持てそうな鉱床を次々とオープンしましたが、現在のところ、期待は現実にはなっていません。ライトニングリッジのオパール生産量は、10年前の半分になっています。国際的な需要の高騰が続いているのに、現在の供給の問題は腹立たしいことです。色石を好む現在のジュエリーの流行から、世界の主要なジュエリーメーカーでのオパールの使用が増加しているのです。

ボルダーオパール

クイーンズランド産 ボルダーオパール

ボルダーオパールは、オーストラリアの鉄鉱石や巨礫の多い地域の広い範囲に散在していることが分かっています。このような地域では、オパール(二酸化ケイ素の混合物)が鉄鉱石の大きな岩の割れ目やひび、穴、裂け目などに流れこんでいるのです。オパールを含む巨礫は、割ると必ず母岩である茶色い鉄鉱石を含んでいます。GIA(米国宝石学会)では、2つのタイプに分類しています。鉄鉱石がフェースアップで表から見える「マトリックスのあるオパール」と、インクルージョン(内包物)が見えない「マトリックスの中のオパール」です。ボルダーオパールは通常「マトリックスのあるオパール」になるようにカットされ、オパールの石目の輪郭がいびつな波型の表面を作り出します。形は均一ではなく、不規則で、ボルダーオパールのひとつひとつが個性豊かです。クイーンズランド西部のライトニングリッジの北側にあるクイーンズランド・ボルダーオパール・フィールドは、キルピの町を中心とした地域で、北はウィントンから南はクナムラまで広がっています。

激しく燃えるような、鮮やかで濃いさまざまな色彩で知られるボルダーオパールは、非常に需要が高く、人気があります。クイーンズランド産ボルダーオパールへの関心はこの20年間で際立って強まりました。これは、世界中の宝石愛好家の間で、この珍しいオパールの情報が広まったからでしょう。

ファイヤーオパール

メキシコ産 ファイヤーオパール
ブラジル産 ファイヤーオパール

ファイヤーオパールの名は、この真っ赤なチェリー色や強い日差しのような黄色、深いタンジェリン色のジェムストーンにふさわしいものです。ファイヤーオパールは他のオパールと違い、その抑えたプレイ・オブ・カラーが特徴です。メキシコ産オパール、メキシコ産ファイヤーオパール、タンザニア産 ファイヤーオパール、チェリー ファイヤーオパール、エチオピア産ファイヤーオパール、ブラジル産ファイヤーオパール、サンオパールなどの名でも知られるこの伝説的なオパールの人気は、息を飲むような輝き、オパレッセンス(乳光)、並外れた炎のような色、そして驚くべき透明度にあります。ファイヤーオパールは、アステカ帝国の時代からアメリカ大陸で尊ばれ、「ケッツァリツリピョリトリ」、「楽園の鳥の宝石」と名づけられました。アステカの人々はオパールを情熱的な愛の象徴として大切にし、このように輝くジェムストーンは万物創造の最初の水から生まれたに違いないと考えました。ファイヤーオパールの主な産地はメキシコ(オーストラリアもあります)ですが、最近になってタンザニア、エチオピア、マリ、そしてブラジルでも見つかっています。ブラジルでは1945年頃から採掘されていますが、生産量は非常に少なく、市場に出回るだけの量を産出するのは困難で す。今日、ブラジルのピアウイ州産のオパールが国際的に高く評価され、オーストラリア産のオパールに匹敵する品質を持つとされており、おそらく世界最高の産地と言えるでしょう。新しい採掘規制の施行によって生産量が減少しているため、希少価値が上がり、魅力が増しています。

グリーンオパール

グリーンオパール

1960年代に発見されたグリーンオパールは、緑色の半透明のオパールで、クリソプレーズやジェイドに似ていることから、プレーズオパールあるいはクリソパルと呼ばれ、タンザニアのアルーシャ地域(タンザナイトと同じ地域)で採掘が行われています。オパールによく見られるプレイ・オブ・カラーはありませんが、そのミント色からアップルグリーンの色合いが、ジュエリーとして大変人気があります。このユニークな色は、微量のニッケルによるものです。

ジェリーオパール

メキシコ産 ジェリーオパール

ジェリーオパール(ウォーターオパールやクリスタルオパールなどとも呼ばれます)は、メキシコとオーストラリアで採掘されています。はっきりとしない色がいくつか組み合わさって見えるのが魅力で、ゼラチンのような見た目と、時おり強調されるオパレッセンス(青みのある光沢)が特徴の、透明な純粋のオパールです。プレイ・オブ・カラーは、はっきりとした色の断片が見えるのではなく、かすかな色の輝きがジェムストーンの上で踊っているという感じです。ジェリーオパールを直接光に当てると、非常に濃いオパール色を放ちます。オーストラリアのライトニングリッジでも頻繁に発見され、その場合には本質的には地の色が黒くないブラックオパールと言えます。このようなオパールは、黒い土台(通常はブラックロジウム)をもとにしたオパールのはめこみ細工に使われ、そのあと正確にカットされたオパールの結晶をはめこみ、ジュエリーにします。

ペルー産 オパール

アンデスから運ばれ、古代インカの人々に愛されたペルー産オパールは、非常に珍しいもので、見事な半透明の色合いをしています。青やピンクがふつうですが、時には緑のものが見つかることもあります。

セミブラックオパール

アンダムーカ産 セミブラックオパール

ブラックオパールよりも明るい透明感のあるセミブラックオパールの色は、グレーよりは濃く、黒まではいきません。ブラックとセミブラックの区別の鍵は不透明度で、ブラックオパールはセミブラックオパールよりも不透明です。セミブラックオパールは1930年代にアンダムーカで発見されまし た。南オーストラリア州のアデレードの640キロ北に位置するアンダムーカは、砂埃の舞う典型的な「ワイルド・ウェスト」の砂漠の町です。1960年代、アンダムーカが栄えた頃、何十万ポンドもの価値のあるアンダムーカ産のオパールが女王エリザベス2世に贈られました。アンダムーカのオパールは世界中に知られていますが、へんぴな場所で輸送費がかかることから、現在は少量しか生産されていません。アンダムーカ産のオパールは特に品質が高いのが特徴ですが、近年採掘がますます難しくなっています。現在のアンダムーカはとても静かで、採掘を本業としている鉱夫は50人にも満たないということです。

ホワイトオパール

ホワイトオパールは半透明で、回折した光がクリームのように見えます。オーストラリアのオパール産地ではどこでもホワイトオパールが発見されていますが、最大の生産地はクーバー・ペディです。

世界最古の百科事典『博物誌』を書いたローマ時代の博物学者、大プリニウス(紀元23〜79年)は、ホワイトオパールに感銘を受け「ルビーよりも柔らかい火、アメジストの紫の輝き、エメラルドの海の緑、すべての色が信じられない調和をもち、ともに輝いている」と述べました。

採掘されたオパールのうちジュエリーになるのはわずか25パーセントという状況で、感銘を受けるようなオパールをお探しなら、GSTVが一番の近道です。