テクタイト&モルダバイトの特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

モルダバイト
テクタイト 宇宙の宝石
原産地 オーストラリア、オーストリア、中国、チェコ共和国、ドイツ、ラオス、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム
黒、緑
属性 テクタイト
硬度 5.50
屈折率 1.48 - 1.54
比重 2.32 - 2.38

「宇宙にいるのは、われわれだけではない!」 太古から人間は「流れ星」や隕石が地球上に落ちてくることに興味を持っていました。さあ、この地球外鉱物の背後のミステリーを明らかにするために、流れ星を捕まえることにしましょう・・・。

テクタイトの名前はギリシア語で「溶融した」という意味の「テクトス」に由来していて、ウィーン大学の著名な教授であるエドゥアルト・ジュースによって名づけられました。 流星とは、宇宙の小天体が大気に衝突して燃え上がった際の明るい光のことです。大きくて、完全に燃えつきずに地上に届いたものは隕石です。隕石は衝撃で爆発してしまうこともあり、その破片は広範囲に渡って飛び散り、希少性が高い隕石の破片として人気です。めったに見られず収集価値が高いこうした石は、宇宙に魅了された人にとっては完璧なジェムストーンなのです。

テクタイトについて

まとめてテクタイトと呼ばれていますが、産地によってそれぞれの名前がついています。たとえば、チェコ共和国のモルダウ川にちなんだモルダバイトはこの国とオーストリア、ドイツのもので、オーストラライトはオーストラリア、フィリピナイトはフィリピンと中国南部、マレーシアナイトはマレーシア、インドシナイトはタイ、ビルマ(現ミャンマー)、中国、ラオス、ベトナムのものです。 宇宙からやって来たジェムストーンと考えられているテクタイトは、隕石が地球に与えた衝撃で形成された天然ガラスの破片です。テクタイトには二つの種類があります。典型的な「スプラッシュ形」のテクタイトは、球体、涙形、ダンベル形、ディスク形といった空力的な形状をしていて、「レイヤード」のテクタイトは、通常は東南アジアでしか発見されません が、どっしりとした砕屑質状で、層のような構造を見せることがあります。

テクタイトは表面がなめらかなものもあれば、ざらざらとして腐食がひどいものもあります。ほとんどのテクタイトは漆黒ですが、モルダバイトは暗緑色くらいの暗さで、ファセットカットにするのに最適だとされています。テクタイトは溶岩と水分とでできるオブシディアン(黒曜石)に似ていますが、色と化学成分で区別されます。 テクタイトは地球上で、「テクタイト飛散地域」と呼ばれるわずか数ヶ所でしか産出されませんが、そのほとんどはその場所かその近くに新しい隕石孔が見られます。