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ジルコンの特性、特徴、希少性、石にまつわる伝説について

アイスジルコンTM
ジルコン 12月の誕生石
原産地 カンボジア、ナイジェリア、スリランカ、タンザニア
青、緑、はちみつ色(金色)、白、黄
属性 ジルコン
硬度 6.50 - 7.50
屈折率 1.81 - 2.02
比重 3.93 - 4.73

ジルコンの名前の由来は、アラビア語で「赤」を意味する「ザルクン( zarkun )」、または古代ペルシャ語で「金」の「ザル( zar )」と「色」の「グン( gun )」の組み合わせとされています。こんな名前がついているジルコンですが、実際には無数の色がみられます。

ジルコンの美しくきらめく輝き、鮮やかな色合いは、どんな宝飾品のコレクションに加えても楽しめることでしょう。

伝説

ジルコンはいくつかの世界最古といわれる遺跡で出土しています。

ジルコンは文献にもジェムストーンの取引にもさまざまな名前で登場しています。たとえばジャーゴン(イエロージルコン)、ジャシンス(レッドジルコン)、マトゥラダイヤモンド(ホワイトジルコン)、スターライト(ブルージルコン)、ヒヤシンス(ブルー、イエロー、レッドジルコン)、リギュールといった名で呼ばれています。

ジルコンについて最初に言及されているのは、古代インドの「劫波の木(カルパ・ツリー)」の物語の中です。神への究極の贈り物としてヒンドゥーの詩人が描いたカルパ・ツリーは、葉にジルコンがちりばめられた明るく輝く木でした。

ユダヤの伝説では火のような星明かりのジェムストーン、ジルコンはエデンの園のアダムとイヴを監視するために遣わされた守護天使の名前だということになっています。

ジルコンは聖書のなかでは(赤いジルコンにジャシンスの名前をあてて)「火の石」のひとつである(エゼキエル書 28:13-16)とされ、モーゼに与えられ、モーゼの兄アーロンの胸当てにつけられた(出エジプト記 28:15-30)と書かれています。また、ジルコンはエルサレムの城壁の土台に埋めこまれた12の宝石のひとつ(黙示録 21:19)で、使徒シモンにゆかりの石とされています。

ローマの歴史家、大プリニウスは、ブルージルコンの色をヒヤシンスの花にたとえました。

伝統的に、ジルコンは純粋と無垢を象徴するジェムストーンです。ジルコンは心の安らぎをうながすと信じられていて、身につける人に知恵、名誉、富をもたらすとも言われています。また、ジルコンの輝きが失われると危険が迫っている前兆だという言い伝えもあります。

ジルコンの人気は、16世紀にイタリア人の職人たちがジルコンを主役に装身具をデザインするようになって劇的に高まりました。1880年代には、ヴィクトリア朝のジュエリーにブルージルコンが大いに使われました。

ジルコンについて

ラタナキリ産 ジルコン
シャンパン ジルコン
ファンシー ジルコン

ジルコンはキュービックジルコニアより何世紀も前から存在していたにもかかわらず、ジルコンは不当にもキュービックジルコニアとよく混同されてしまいます。キュービックジルコニアは安価な合成のダイヤモンドの代用品で、無色のジルコンに似ている上に、名前の響きも似ています。ジルコンも、ダイヤモンドの代わりに上質な代替品として使われることがありますが、ジルコンそのものがれっきとした価値のあるジェムストーンなのです。 ジルコンの輝きは、ディスパーションと呼ばれ、ジェムストーンの中に入った光がプリズム効果で虹色に分散することで現れるものです。ダイヤモンドのディスパーションにほぼ近いディスパーションを持っているという点で、ジルコンの輝きは他のどんなジェムストーンにもひけをとりません。ジルコン・カットは、ラウンド・ブリリアント・カットの変形で、パビリオン(ガードルから下の部分)にさらに8つのファセットを加えたものですが、ジルコンのこうした特性を活かすためにデザインされたものです。

ジルコンのとてもユニークな特徴として、複屈折(二重屈折)があります。これは、ジルコンの内部を光が通るとき、二つの光線に分かれることです。結果として、バック・ファセットが二重に見え、さらに厚みが増して見えることになります。また、ジルコンは金剛光沢(ダイヤモンド光沢)があり、ダイヤモンドの代わりとしてふさわしいと言われています。 大陸移動、造山運動、激しい小惑星の衝突といった途方もない熱と圧力のもとで他の岩石や鉱物が溶解し変成しても、ジルコンは無傷のままです。かつてはダイヤモンドの代わりとしか考えられていませんでしたが、実はジルコンは信じられないほど古いものなのです。西オーストラリアで発見された小さなジルコンの欠片は、地球上で現在知られているなかで最も古い物質で、44億年前のものです(地球ができたのは、その1億5千万年足らず前のことです)。ダイヤモンドはそれに比べるとかなり新しく、たかだか33億年前のものしかありません。 カンボジアが華やかなブルージルコンの世界一の産地であるのはおそらく間違いありません。素朴でひなびた、驚くほど美しい地ラタナキリは、世界最高品質のブルージルコンを産出する、カンボジア産ジルコンの主要産地です。「ラタナキリ」とは文字どおり「宝石の山」という意味です。

伝統的に、ジルコンの採掘はラタナキリ州の州都バンルンから30キロメートル余りのボー・ケオ近郊で行なわれていましたが、今では新しい採鉱地区がオープンしています。バンルンの南、森の中に採鉱キャンプがあり、地下約4.5メートルの沖積層に入っていく狭い坑道から、労働者たちはせっせとラタナキリ・ジルコンを採掘しています。著者(リチャード・W・ヒューズ)も2001年にこの僻地の採鉱所を訪れ、いまだに昔ながらの手作業で採掘が行なわれていることを知りました。実際に目にすることで、こうしたすばらしいジェムストーンを掘りだすのにどれだけの労力が注がれているか実感できました。