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スーパーバイヤーの右腕・内藤秀治のGSTVジェムストーン講座
インドの仕入れ(2)編

石の買い付けからデザイン、製造販売まで一貫して行うGSTVだからこそご紹介できる高品質なジェムストーンの数々。スーパーバイヤーとともに数々の鉱山や海外マーケットに足を運んだ内藤秀治が解説するGSTVジェムストーン講座です。


ダイヤモンド

▲ ダイヤモンド

インドの仕入れもだいぶ変わってきました。古い買い付け方法は、通常1軒の事務所を使って買い付けることがほとんどでした。もちろん目的によって買い方や探し方は変わってくるのですが、事務所のオーナーがブローカーを使いバイヤーの要求する石を探し、ブローカーがその事務所に石を持ってくる。そこでバイヤーが石のロットの状況を確認して値段交渉をする。という買い方です。

この買い方は以前はよく行われていました。また私も最初の頃は仕組みがわからず、事務所のオーナーの言うことを信じ値段交渉をしていれば安く買ったという気になっていたのです。 考えればわかることですが、石のオーナーはもちろんブローカーも事務所のオーナーもコミッション(利益)を取っているのです。石のオーナーから直接買えばブローカーと事務所のオーナーのコミッションを払う必要がないのです。

インドの仕入れ


インドスーラットのマーケット

▲ インドスーラットのマーケット

 スーラットダイヤの原石

▲ スーラットダイヤの原石

しかし石のオーナーと言っても様々なのが問題です。
サイトホルダーのようにDTC(ダイヤモンド貿易会社)から原石を購入しカットしている会社。 サイトホルダーから得意分野の原石を買い自社で研磨工場を持っている会社。 研磨工場から上がってきたカット石をすべて買い取っている会社。 マーケットにある研磨済みの石を買い取っている会社。

原石を研磨している人だけがオーナーではなく対価を支払い在庫を持っていれば、石のオーナーなのです。サイトホルダーより安く購入することが出来るのは、現金を欲しがっているオーナーが相場よりも安く売る場合があるからです。ある意味ではサイトホルダーが一番相場に近い値段なので安くもなく、高くもなく普通の値段です。

ただし、そんなに単純でもないのがダイヤモンドのマーケットです。 先に書いた『得意分野』が大きな意味を持ちます。サイトホルダーは割当で購入した原石の中でも自分の工場で研磨する原石と、原石のまま売ってしまう原石に分けます、ここからまた複雑になっていきます。

原石には色々な種類があるということです。

  •   -良質で白で大きい
  •   -良質で白で中間
  •   -良質で白で小さい
  •   -良質で黄色味があり大きい・・・
  •   -良質で茶色身があり大きい・・・
  •   -中間質で白で・・
  •   -質が悪く白で・・
  •   -質が悪く茶色で・・

それぞれの質と大きさと色と原石の形状で最終的に研磨される石も変わってきます。すべてがラウンドになるわけではなくペアシェープやマーキスなどのファンシーシェープにカットされる原石があったり、DTC以外のロシアやカナダやオーストラリアの原石であったり、原石の種類も多いのです。その価格は、質や量や時期やサイトホルダーの経済状況によって大きく変わるのです。

そして研磨工場を持っている会社は得意分野の原石を買い続けることによって、より一層得意分野に特化していくのです。ブラウンの大きいラウンドで質の良い石を得意としている会社であっても、ブラウンの小粒が安いとは限らないのです。
ダイヤをより安く買うためには必要としている石の得意分野の会社から買うのが一番安く買える方法です。 そしてその会社といい関係を築くのが重要になります。

執筆

スーパーバイヤーの右腕内藤秀治

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