• 楽天会員IDで会員登録&決済が可能!
▼こだわり検索
検索

ジュエリーのセッティング JEWELLERY SETTINGS

ほとんどのジュエリーは個々の部品から作られます。部品は多くの場合ジュエリー職人の作業台で作られ、それから巧みに組み立てられます。たいていの種類のジュエリーに必要な部品は信じられないほどシンプルです。

最も高価な「ティファニー・スタイル」のダイヤモンドリングでも、中心となるのはたった三つの部品です。リングの環の部分(アーム)、宝石を乗せる石座、そして最後に宝石そのものです。

こうした基本的な部品を使って、イヤリングのポスト(針、支柱)、チェーン、蝶番(ちょうつがい)のような周辺の部品(「付属品」(findings)とも言います)と合わせ、ソリテールの宝石をセットしたリングから、イヤリング、ネックレス、ペンダント、その他のもっと複雑なものまで、あらゆるジュエリーが作られます。プロング・セッティングは宝石やダイヤモンドを留めるのに最もよく見かける方法ですが、宝石を貴金属に留めるのに使われる方法は他にもいろいろあります。

プロング・セッティング/Prong setting

プロング・セッティング

プロング・セッティングは別名「クロー・セッティング(爪留め)」とも言い、宝石が確実に耐久性のある位置に留まるように、小さな金属のプロング(爪)を宝石のガードルの上までのばし、万力のようにつかんで留める方法です。典型的なプロング・セッティングには4ヶ所にプロングがあります。6ヶ所にプロングのあるセッティングは、1886年にティファニー社の創業者が開発したので、「ティファニー」セッティングとも呼ばれています。マーキーズ・カット、トリリアント・カットの石の場合は石のそれぞれの角にひとつずつ、2つ(マーキーズ)、または3つ(トリリアント)のプロングをつけることがあります。特殊なV字型のプロングで石の角の先端を包み込むようにするものです(通常「シェブロン・プロング」と呼ばれます)。 プロングは必ず等しくなくてはいけませんが、見えている爪の先端の形は円、楕円、尖った先端、シェブロン、平面の板状などがあり、装飾的な形に作られることもあります(通常「エンハンスト・プロング」と呼ばれています。)

あらゆる宝石がプロング・セッティングに適しているので、ジュエリーに石をセットする方法としては、最もよく使われる方法です。というのも、プロングはひとつひとつの宝石のサイズに合わせて調整しやすいからです。当然ながら、プロングが多ければ、それだけ宝石はしっかり固定されて安全です。

宝石が高い位置に固定され、強調されるので、プロング・セッティングは宝石を鮮やかに引き立たせます。プロング・セッティングはソリテールのエンゲージ・リングやブライダル・リングに特に人気の高いセッティングです。パヴェ・セッティングと並んで、プロング・セッティングは女性に最もふさわしいセッティングと考えられています。小さめのショルダー(指輪のシャンクと石座の繋ぎ目)や小さめの石を使ったデザインに特に適した、とてもフェミニンなセッティングだからです。

ベゼル・セッティング/Bezel setting

ベゼル・セッティング

ベゼル・セッティングは金属の加工された小さな円盤がジェムストーンのガードル部分からリングまでを支えているもので、石の全周囲をしっかり囲んでいます。昔から続いている技術で、石の輪郭に沿って現代的に見えますが、労働集約的で、石のアウトラインを正確にぴったり一周するように作らなくてはなりません。

ベゼル・セッティングの変形に「フラッシュ」セッティングがあります。リングの表面に宝石のサイズにちょうどフィットするように窓を開けます。下からはめこまれると、宝石のクラウンがリングからせりあがって美しく光をつかまえます。ジェムストーンの周囲のうち半分を囲むセッティングは「ハーフベゼル」または「セミベゼル」セッティングと呼ばれます。 ベゼル・セッティングはつり合いがとれ、角から角までまっすぐでなくてはいけません。辺と角のあるカットのジェムストーンはベゼル・セッティングが難しいと考えられています。オーバルやラウンド・カットのほうが簡単です。ベゼルの縁はまっすぐにしてもスカラップ型にしてもよく、どんなシェイプのジェムストーンもセットすることができます。ジェムストーンのエッジ、ガードル、パビリオンを保護するセッティングです。

高さと立体感、そして非常に現代的な印象が加わるベゼル・セッティングは、アクティブなライフスタイルの方によく似合います。大変男性的に見えるので、ベゼル・セッティングは男性向きで、特にショルダーが大きいか、ジェムストーンが大ぶりのジュエリーデザインに適しています。ベゼル・セッティングはイヤリング、ネックレス、ブレスレット、リングに最適です。

パヴェ・セッティング/Pave setting

パヴェ・セッティング

"Pave"と書いて「パヴェ」と読むこのセッティングは、プロングのようなセッティングですが、プロングは小さくてほとんど見えません。両側から石を支えるごく小さなハンドメイドのプロングを使うか、石を決まった位置に固定するために貴金属のビーズを掘り出すように地金に穴を開けることで作られます。

パヴェ・セッティングは一個のジュエリーの表面全体にカーペットのように広がる輝きを作りだします。表面は宝石でびっしりと覆われ、または文字どおり「敷きつめられ(paved)て」、ジュエリー本体に鮮烈な命の輝きをもたらすのです。

パヴェ・セッティングはたくさんのジェムストーンを使うことで実際より大きいように錯覚させ、通常さらに効果と美しさを加えるために他のジェムストーンのセッティングと組み合わせて使われます。パヴェ・セッティングはラウンド、オーバル、プリンセス、エメラルド、スクエア、バゲットの各カットのジェムストーンに最適です。パヴェ・セッティングはホワイトゴールドと組み合わせてダイヤモンドに使われることが大変多く、それによってジュエリー全体がダイヤモンドから作られているかのような錯覚を与えるのです。

チャンネル・セッティング/Channel setting

チャンネル・セッティング

チャンネル・セッティングは二本の貴金属の長いレールのあいだにガードル部分をはさまれた状態で、ジェムストーンが並んでセットされる技術です。スクエア、プリンセス、レクタンギュラー(長方形)の各シェイプの石を使うと、石の間に金属が見えないので、その効果は息をのむほどです。宝石はジュエリーのなかで、しっかりと宝石をちりばめた鎖となって浮かび上がって見えます。

チャンネル・セッティングのジェムストーンはぴったりとくっつきあっているので、宝石の間に貴金属は必要ありません。これによって、石が最大の輝きを見せることができます。当然ながら、チャンネル・セッティングにはパビリオンが正確にカットされたジェムストーンを使うことが大変重要です。カットが正確でないと、ジェムストーンがセッティングの作業中に欠けたり、後ではずれてなくなったりします。エタニティー・バンド・リングやテニス・ブレスレットに見られることの多いセッティングで、現代的なジュエリーデザインではラウンド、オーバル、プリンセス、エメラルド、スクエア、バゲットの各カットの石を使ってますます普及しているのがチャンネル・セッティングです。

バー・セッティング/Bar setting

バー・セッティング

バー・セッティングはジュエリーの上を鉄道の線路のように走る短い「棒」(バー)から構成されています。ジェムストーンはこのバーの間にひとつずつセットされ、石の側面は光にさらされます。だんだん人気の出てきているセッティング法で、この技術はジェムストーンに入ってくる光の量を最大にし、その結果輝きときらめきをできるだけ効果的に見せてくれます。バー・セッティングはチャンネル・セッティングの変種で、ひとつのデザインに現代的な雰囲気と古典的な雰囲気をあわせもっていることが多いものです。バー・セッティングはラウンド、オーバル、プリンセス、エメラルド、スクエア、バゲットの各カットの石をメインにしたリングに最適です。

ジュエリーができるまでへ戻る