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【私の宝石物語】シンガーソングライター・五輪真弓さん

各界で活躍する有名人の方々が、宝石への想いを紡ぎ出す「私の宝石物語」。
今回は、一昨年デビュー40周年を果たし、ますます円熟する、五輪真弓さんが登場。女性シンガーソングライターの草分けとして、日本の音楽シーンをリードしてきた五輪さんが抱く、宝石への想いとは果たして?

五輪真弓さんさん

「恋人よ」などの大ヒット曲で知られる五輪さん。
独自の世界観にあふれた、心に沁み入る歌声は、日本はもとより、アジアでも評価されていますが、中でも支持されているのが、インドネシア。1982年にアルバムの一曲として発表した、隠れた名曲「心の友」が、インドネシアで大ヒット。日本語で歌われているにも関わらず、インドネシア国民のほとんどが、日本語で歌える「国民的楽曲」として愛されているというから驚きです。

音楽を通して両国の友好を深めたとして、先月、ジャカルタの駐インドネシア日本大使から表彰。

「ジャカルタ日本祭り」のステージにも立ち、約3万人の観客の前で、歌声を披露してきたそうです。

「私が街を歩くと、インドネシアの人達がみんな、『コッコロノトモ』っていうんです(笑)。日本語なのに、どうしてあんなにヒットしたのか、いまだに分からないですね。今回はこの取材(当ガイド誌)があったので、旅先で素敵な(宝石との)出会いがあればって、期待していたんですけれど、残念ながらなかったですねぇ(笑)」

と明るくケラケラ笑う、五輪さん。宝石を選ぶ際の決め手は、何といっても、その「石」にあるといいます。

「宝石になる石って、何か凄く精神的な感じがするんです。出会った瞬間、『あ、これだな』っていう相性があるんですよね。」

その「相性」を最初に感じたのは、デビューアルバムをレコーディングするために、初めてアメリカを訪れた21歳の時。ヒッピーがやっている露店で、「出会い」がありました。

▲ いつもつけている
クリソコラのペンダント

▲ タンスの肥やしになっていた
サファイアのイヤリング

「一つだけ、気に入った指輪があったんです。それはメキシカンオパールの指輪だったんですけれど、ヒッピーの女の子がいうには、『これはあなたに幸せをもたらします』(笑)。初めてのアメリカだし、これはめでたい!と思って、よく見てみると、とってもきれいな色でね。まさにオパールの遊色効果で、ピンクとかグリーンとか茶色とか様々な色に紛れて、ほんのわずかに、まるで深海のように透き通った『海の色』があったの! それに惹かれて、すぐに購入を決めたんですけど、何しろそのブルーに惹かれちゃってね。もうね、宇宙を感じるんですよ。そういう石に弱いですね。」

「石との相性」は、メキシカンオパールのような良い思い出ばかりではなく、こんな苦い経験も。

「80年代の半ば、今度はフランスにレコーディングに行ったんです。せっかく花のパリに来たんだから、高級宝飾店で、一つくらい宝石を買おうと思って、ある店を訪れ、サファイアのイヤリングとネックレスをセットで買ったんですけど、これが全くしっくりこなくてね。
石って、我々にエネルギーをくれたりして、『生き物』だって思ってるんですけど、そのハイブランドの石は見ていても、何も話しかけてこないの。いくら高価で立派な宝石でも、自分に合わなければ、出番もなく、まさに『宝の持ち腐れ』状態。作って下さった職人さんには大変申し訳ないけど、タンスの肥やしになりました(笑)。」

そんな五輪さんが、今、一番気に入っている石とは、どんな石でしょうか?

「今は『クリソコラ』っていう石に、やけに惹かれてましてね。深いグリーンのマラカイト系の石で、『地球の石』とも云われているんですけど、私はちょっと、考えが飛び過ぎる傾向があるので(笑)、地にしっかり足をつけるにはいいかなと思って、『クリソコラ』のペンダントを身につけるようになりました。石だけのシンプルなペンダントなんですけど、つけるとシャツが引き立つので、誰に見せる訳ではありませんが、自分だけのオシャレとして楽しんでいます。」

10月からは、全国を回るコンサートツアーがスタート。 そのステージに向けても、「石」は大切な存在だといいます。

「ステージでは、徹底的に際限なく、キラキラした美しい宝石で、身を飾りますが(笑)、ステージを降りた私を支えてくれるのは、お気に入りの石達。石のチカラを信じているので、石からパワーをもらって、コンサートツアーを乗り切ります!」

美しい石を鞄に潜ませて、コンサートに臨む五輪さん。
石からもらったチカラが、日々の勇気と元気になり、42年目の音楽生活を輝かせています。

五輪真弓さん プロフィール

1950年東京生まれ。
1972年アルバム「少女」でデビュー。「和製キャロル・キング」と呼ばれ、女性シンガーソングライターの先駆けに。 1980年「恋人よ」の大ヒットで、実力派アーティストとしての地位を確立する。 アジアで根強い人気があり、インドネシアでは名曲「心の友」が国民の愛唱歌として親しまれている。 2015年9月にベストアルバム「THE BEST ENCORE」リリース。(代表曲「恋人よ」はニューバージョンで新録音) 10月2日(東京・かつしかシンフォニーヒルズ)から、「五輪真弓 コンサート2015~恋人よ~」が、全国で開催される。

番組ガイド誌「ジュエリー☆GSTV番組表」 2015年10月号掲載)

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