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【私の宝石物語】華道家・假屋崎省吾さん≪前編≫

人生に輝きをもたらす、魅惑の宝石。今号からお送りする「私の宝石物語」では、各界で活躍中の著名人の方々に、宝石の魅力や宝石にまつわる想い出について、インタビュー。 著名人を彩る、様々な「宝石物語」をお届けしていきます。
 初回は、華道家・假屋崎省吾さん。かの美輪明宏さんをして「美をつむぎ出す手を持つ人」といわしめた、花の魔術師。「美をつむぎ出す」その手には、果たしてどんな宝石がきらめいているのでしょうか?

假屋崎省吾さん

トレードマークの黒い服で現れた假屋崎さん。
 ちょうど鎌倉・円覚寺で個展を開催中で(「假屋崎省吾の世界~百花繚乱~」※2014年11月24日で終了しています)お花を活ける作業があったせいか、「美をつむぎ出す」その手は何も飾られることなく、ノージュエリー。

「お花を活ける時は、つけないんです。でも人前でお花のデモンストレーションをやる時には、必ずしますよ。昔はね、生け花の世界では、花器を傷つけるからという理由で、『指輪なんか絶対しちゃいけません!』とかいわれたんだけど、『何いってんのかしら!?オシャレでやってるんだからいいのよ!』とどこ吹く風。自由に宝石を楽しめばいいんです」


そんな假屋崎さんにとって、宝石の想い出というと、今は亡きお母様に尽きるといいます。

「母は長野県上田の出身で、宝石とは切っても切れないご縁がある、質屋のお嬢さんとして生まれ育ったんですけれど、美しいものが大好きで、ジュエリーもとても大切にしていました」

長野県から上京したお母様は、銀座でOLとなり、鹿児島出身で、築地にある中央区役所勤めのお父様と「銀座の恋の物語」を経て、ゴールイン。假屋崎さんが生まれました。

假屋崎さんとお母様

▲ 假屋崎さんとお母様(右)

「両親とも美しいものが好きで、父は母によく宝石をプレゼントしていました。といっても公務員のサラリーマン家庭ですから、そんなに豪勢なものは買えませんよ。でも母は父に買ってもらった宝石を、とっても大事にして、何かっていうと身につけて、おしゃれを楽しんでましたね」

中でも幼き日の假屋崎さんの心をとらえたのは、サファイアの指輪。

「ブルーのとてもきれいな色だったんですけれど、そのブルーが、太陽の光や照明の具合によってキラキラっとして、まるで虹のように光り輝くんですよ。それがとっても神秘的で、子供心にサファイアの輝きってきれいだなぁって、心を奪われましたね」

父から母に贈られた、きらめくジュエリー。
 それは決してゴージャスなものでも、数が沢山あった訳でもありませんが、サラリーマンのお父様が、お母様のために「身の丈」で買った「いいもの」ばかり。

「宝石一つ一つに、想い出もいっぱい詰まっていたんでしょうね。父に先立たれた後は、想い出がつまった宝石を、まるで形見のように大事にして、何かっていうと身につけていたのを思い出します」

宝石をはじめ、絵画や建築、園芸、音楽など、「美しい文化」を愛したご両親の薫陶を受け、「美をつむぎ出す」名人になった假屋崎さん。

「両親のおかげで、いつもそばには、宝石をはじめとする美しいものがありました。美しいものに囲まれて育ったことで、美への意識が培われ、今に至っているんだと思います」

次号は假屋崎さんの「宝石物語」後編! 宝石の魅力について、お伺いします。

ジュエリー★一問一答

初めて自分で買った宝石は?
真珠のブローチ。サラリーマンをしている時、母のために買いました。
好きな宝石は?
サファイア。キャッツアイ。バロック真珠。
一番大事にしている宝石は?
ダイヤで縁取られた、六角形の琥珀の指輪。
今、気になる宝石は?
小笠原諸島のサンゴ。
自分を宝石に例えると?
ダイヤモンド! キラキラ光り輝き、唯一無二の存在に憧れています。
 假屋崎省吾さん

假屋崎省吾さん プロフィール

華道家。「假屋崎省吾 花・ブーケ教室」主宰。
1958年、東京生まれ。
繊細かつ大胆な作風と独特の色彩感覚で、花業界に新風を吹き込んだ、日本を代表する華道家。 ユニークなキャラクターで、テレビなどメディアでも活躍中。

番組ガイド誌「ジュエリー☆GSTV番組表」 2014年12月号掲載)

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